電撃退部の決意

実は先日、ヨット部を退部する決意を先輩方に話してきた。
3月の初めまではクソ真面目に合宿に参加していた俺が
なぜこんな決断をしたのか、
本来ならばチラシの裏にでも書くようなことなので、
興味もない方は読み飛ばして欲しい。


表向きの理由は“趣味(ヲタ活動)に時間を費やしたいので”ということだ。
確かにこれも最も大きな理由だし、
基本的にはヨットを続けながらヲタ活動をするのは正直しんどい。
第一、うちの部は
水曜の夜に集合→木・金・土・日・月と練習して月曜の夜解散、
で、火曜がオフである。
しかも火曜は大抵バイトが入っているので、
まともな生活ができないのは想像に難くない。
ヨット一筋の生活をせざるを得なくなる。
まあ通常の練習期は土日だけ練習だから、
そんなでもない気がするが、
2・3月と8・9月はこんな生活が続く。
1年の三分の一はこういった状況。
前回の夏合宿期は勢いで乗り切った感もあるが、
今回は本当にしんどさしか感じなかった。


さて、裏…というか、部員の前では言わなかった理由をたらたらと。


そもそも、現在の先輩達とは意見がまるで噛み合ってなかった。
表向きは仲良さそうに取り繕っていたが、
会話をすれば、大抵俺の意見は否定されていた。
価値観が完全に違っていたのだ。
去年の10月のインカレ後に引退してしまった先輩達との方が
話がかみ合うというか、仲が良かったというか。
今の上の先輩は“部活だから(=サークルではない)”という言葉が
口癖のようによく聞かれる。
確かに、体育会系ヨット部としては当然のことなのかもしれない。
けれども、6日までの先々合宿の時、
俺以外の他の1年の部員は追試験の為、来ていないという状況で、
俺が先輩に多々の弱音を吐いても
「これは部活だから…」云々の言葉しか返ってこず、
完全に俺一人ぼっちの状況を考えてみてほしい。
俺自身、相当やる気をなくしていた。
つーか、完全にどん底に突き落とされる思いで、
もう完全に鬱状態だった。


こんなことがあった。
俺が
「みんな追試験とかひどいですよねー。俺一人なんて寂しいすぎますよw」
と言ったことがあった。
俺は
「全くだよなwあいつらもうちょっと勉強しろよなー(笑)」
くらいの気楽な返事が返ってくることを期待していた。
というか、そういう返事に決まってると思って某先輩に話を振った。
が、そんな返事にはほど遠いこんな返事がきた。
「まじ有り得ないし。これは部活なんだから、いくら追試と言えど、休むのは許されるべきことじゃないし。」
大真面目な顔をしてこんな言葉を返された。
俺はこの時、こんな部活にいたくないと痛感した。
冗談も言えない部活なのか…
今のうちの大学のヨット部の雰囲気をこの一言で感じることができた。


スナイプ(という艇種、俺の所属)の敬愛する先輩方々が卒業してしまい、
現在、先輩として残っている方々は470(という艇種)の先輩のみ。
特にうちの大学のヨット部は、大まかな雰囲気として、
470はピリピリしている、というかヨットに真面目な人間が揃い、
スナイプは俺を含め、割とお気楽な人間が揃っている。
先輩の話を聞くとそういう雰囲気は今も昔もあるらしい。
それが現在、スナイプは俺らの代しかおらず、
練習メニュー等も今までは艇種別だったのが
今では470の先輩の言いなり。
そんな状況で俺らがしたい練習、
果てはスナイプのOBが指示したような練習もできず、
意味のない…と言っては言い過ぎだが、
したくない練習もさせられている。


例えば、スナイプの某偉大なるOBから
「1年が二人乗って練習するよりも、一橋大(関東インカレ決勝レベル、合宿所が近所だからうちの大学とは仲が良い)の練習に混ぜてもらってやった方がよっぽど練習になるし、今度からそうしたほうがいい」
というありがたい言葉をいただいた。
このことを某470の先輩に伝えると
「いや、まだ君達はそんなレベルじゃないでしょ。いまやっても一橋さんに失礼だし、なによりもこれは部活なんだから、大学として練習するんだよ。」
…言いたいことはわからなくはないけども、
こんな部活ってどうかと思う。


つーか「これは部活だから」と言われたら
「そうですね…」としか言い様がない。
言論の自由を奪う一言である。
正直こんな嫌な想いをしてまで部活を続ける気にはならない。


実は先日、一橋の練習に混ぜてもらった。
これは先々週、主将がいなくて特例中の特例として、
認められたものだったが、
一橋の雰囲気はうちの大学のものとまるで違った。
一橋さんには俺を暖かく迎えてもらったし、
終始なごやかムードで先輩と後輩の間も近く感じた。
むこうは1年が一人しかいないみたいだが、
練習&ミーティングの状況からいって、
後輩からも話をきちんと聞いてあげて、
積極的に意見を吸い上げてる印象があった。
「これは部活だから…」のうちの大学とは違う。
逆にそんな状況を知ってからは、
こんな居づらい雰囲気のうちの大学のヨット部で
ヨットを続ける理由が見当たらなくなり、
俺は退部の決意を固めた。




そんな経緯でこういう結論に達した。
俺は退部の決意を話した時にこんな発言をした。
「俺自身、ヨットに対してやる気が起きなくて…そんな状況で練習に参加しちゃっても、部の雰囲気を盛り下げるだけじゃないですか。これは部活ですから、そういうマイナスな人間がいちゃ困ると思うんで、もう続ける気はないです。」
なんか少し言ってやった気がしたwww
それでも、必死に説得しようとする先輩が見苦しい。
だったら、今までこういう発言してくるなよなwwwww






ただ、俺の相棒(スナイプで一緒に乗ってきた奴)に
「お前の『趣味に専念する為に辞めたい』って自分勝手に納得してやるから、春インカレまでで構わないから『俺と一緒に大会に出る』という自分勝手に付き合ってくれ!」
と言われた。。。
さて俺…どうしようか。